サンドブラストの危険性

 

サンドブラストに関する10年前の記事を見つけました。

 

https://www.fashionsnap.com/article/2010-09-12/denim-hn-levis/

 

 

ブラスト加工とは研磨材を加工対象物に投射することで、様々な目的の加工を行うものです。ブラストが発明された1870年の当初は投射する研磨材に砂を用いたことから、サンドブラストとよばれ作業効率の良さから、今日まであらゆる分野で幅広く利用される工業技術となりました。低コストで作業効率の良かったサンドブラストですが、砂に含まれるシリカが粉塵となり遊離シリカとなってじん肺を引き起こす危険性が高いとしてISOで規格対象外になり各国で使用禁止となっていきました。日本でも数年遅れて2016JIS規格変更分から除外されましたが、こうした危険性についての認識はまだ浅く、除外されても法的な拘束や処罰がないため、知ってか知らずか?未だに使用している業者を見かけます。アスベストのように後々環境や健康に重大な被害をもたらす産業疾病の起因として除外が決定された経緯からするともっともっと業界以外の皆様に知ってほしい。上記URLの記事は10年前にH&M(エイチ&エム)やLevi’s(リーバイス)がアパレル業界でいち早くこのことに警笛を鳴らし、加工法そのものを禁止した記事です。労働者の安全を第一に考える。トップ企業の対応を称賛いたします。サンドブラスト工法は研磨材を変え、作業設備を改善することで、安全に作業することは可能です。OKAGAKIは皆様の身近にあるブラストに焦点をあて、その技術のすばらしさや魅力、そして問題点を伝えていきたいと思っています。

 

#サンドブラスト岡垣興業

#サンドブラスト記事

#福岡県サンドブラスト

#サンドブラスト ショットブラスト

#投射材 研磨材 砂

#ダメージ加工