弊社のサンドブラスト工法はエアー式を採用しています

弊社岡垣興業株式会社が行なうブラストでは『エアー式』を採用しております。ブラストには、エアー式のほかに『ブロワ式』のブラスト方法があることをご存じでしょうか。エアー式ブラストのメリットやブロワ式との違いをご紹介します。

エアー式ブラストのメリット

弊社のブラスト方式はエアー式を採用しています。エアー式のメリットには次の3つが挙げられます。
• 加工完了まではやい(早い・速い) • 人件費が比較的安くつくため工費負担を軽減できる • 粗さが調節できる
それぞれどのような内容なのか解説します。

加工完了まではやい(早い・速い)

ブラストには弊社のようなコンプレッサーを使う『エアー式』や、送風機を使う『ブロワ式』などがあります。ブラストは砂などの研磨材を噴射して、削るや粗すを行なう工業技術です。コンプレッサーから送られてくる圧力と送風機から送られてくる圧力。この2つの違いは『圧力の強さ』です。
圧力が強ければ強いほど、加工にかかる時間は少なく済みます。つまり、加工のご依頼が急を要する場合でも、スピーディーな納品が可能ということです。

人件費が比較的安くつくため工費負担を軽減できる

エアー式ブラストの工程はブロワ式に比べて、短い作業時間で加工を完了できます。そのため、加工作業を行なうスタッフの人件費が比較的安く済むのです。 投射圧、使用可能研磨材、形状を選ばず対応(自由度が高い)できるため、作業時間や前工程(段取り)が手間取りません。

粗さが調節できる

エアー式最大のメリットとも言えるのが、粗す加工時の粗さが調節できる点です。ブロワ式の場合、機器にもよりますが、粗さ調節機能を備えていないものもあるのです。単一の製品だとしても、部位ごとに違う加工を施す場合もあります。
エアー式ブラストは製品の部位ごとに粗さ調節を施した加工ができます。弊社では国際基準、国内基準や産業基準など、すべての基準を満たす加工が可能です。
テストブラストを行なう際、処理グレードの選定も行ないます。ブラスト検査の最上級資格であるFROSIOⅢを取得している弊社スタッフが、お客様のご要望をおうかがいしつつ、作業工程に調整を行なっていきます。

エアー式とブロワ式の違い

ブラストのエアー式とブロワ式の違いは、研磨材を製品に吹きつける際に発生する「風=ブラスト」の強さです。先ほども触れましたが、コンプレッサーで圧力を高めたエアー式と送風機の原理で低い圧力のブロワ式では、その強さは一目瞭然でしょう。
強さ以外の違いとして次の4つが挙げられます。
• 設置スペース • 圧力の違い • 噴射制御の可否 • 加工用途・加工製品

設置スペース

ブロワ式は専用の送風機と一体型になっています。そのため、装置を作業場に設置するだけで加工が可能になります。エアー式は強い圧力を生み出すコンプレッサーと配管が必要です。
弊社では、931平米の専用倉庫を3棟と744平米を1棟、249平米のテント型倉庫でブラストを行なっています。また熊本工場では、893平米の工場と249平米のテント型倉庫があります。エアー式サンドブラストのデメリットとも言える『設置スペースの確保』についても対策済みなのです。

圧力の違い

エアー式ブラストの圧力は機器にもよりますが、0.1Mpa~0.6Mpa前後まで調整が可能です。ブロワ式は0.06Mpa前後とエアー式に比べて低圧である上、調整もできません。
圧力の違いは作業効率や加工面の品質にも影響します。また、圧力を自由に変えられるため、製品の部位によって加工具合をコントールできるのです。繊細な加工が必要な製品の場合は、調整が可能なエアー式の方が優位と言えるでしょう。

噴射制御の可否

低圧のブロワ式は連続噴射が推奨されています。対してエアー式は噴射制御が可能です。この違いは機器の寿命に影響します。ブロワ式を頻繁にON/OFFしてしまうと、送風機の寿命を縮める可能性があるのです。
エアー式はスイッチ1つでON/OFFの切り替えができるため、機器の老朽化は起こりづらいと言えます。機器が老朽化すると、テストブラストのときよりも低い品質の加工になりやすくなります。弊社では、機器寿命が長いと言われているエアー式機器でも、日頃のメンテナンスを欠かしません。

加工用途・加工製品

サンドブラストの加工用途は大きく6つに分けられます。
• 磨き • クリーニング(再生・除去) • 粗面化 • 下地処理 • 樹脂・金属のバリ取り • ショットピーニング
エアー式の場合、すべての加工用途に対応していますが、ブロワ式の場合は低圧であるため『樹脂・金属のバリ取り』と『ショットピーニング』などは対応できません。
製品の加工出来る、出来ないは、お客様の満足度に直結します。弊社に安心してご相談いただきたいからこそ、エアー式を採用しているのです。

岡垣興業㈱はどんな製品でも、どんな加工でも「TRY」します。

弊社岡垣興業株式会社のキャッチフレーズは「Grow up」です。皆様から頂いた課題に対して探求、追究し、クリアしていくことが成長です。過去、弊社が行なってきた製品と加工をいくつか紹介します。
• バイク、自動車各種パーツの塗膜剥離、除錆 • 精密加工品、キャリア等の下地加工 • コンクリート製品加工、石版加工 • トンネル用型枠、漁礁、消波型枠ケレン、除錆、防錆、メンテナンス • 火力、原子力など防錆、特殊塗装 • 鐵工所依頼品、下地処理、重防食塗装 • 造船艤装品加工、下地処理、重防食塗装 • 各種設備の下地処理、防錆、重防食塗装 • 医療機器の部品除膜 • 各種建設機器塗り替え • 食品部品のクリーニング • Hグレード鋼材のブラスト、重防食塗装
弊社のスタッフは国家資格である「塗装技能士」、そして国際資格であるFROSIOⅢを取得しています。磨きや粗す、下地処理といったブラスト本来の加工はもちろん、重防食塗装やメンテナンスも行なっています。
火力発電所や原子力発電所などのブラスト加工は、行政に認められた会社しか請け負えません。弊社では、発電所関連のブラストも対応してきました。
九州は造船も盛んな地域です。造船でもっとも重要視される下地処理、防錆、除錆加工を担っております。設備だけではなく、加工経験の豊富さも弊社の強みです。
お客様からこの会社に依頼しよう!」と思ってもらえるように今後も精進してまいります。

岡垣興業㈱のサンドブラストは「早さ・品質」に自信があります!

岡垣興業㈱のブラストは「早さ・品質」はもちろん、加工経験や工場設備、加工後製品の運搬も自信があります。お客様に余計な手間をわずらわせることは致しません。弊社にご依頼していただくだけで、製品の加工と運搬、納品までが完了させられます。 製品のブラスト加工は、ぜひ弊社にお任せください!